皆さんの日常で何気なく使われているオリーブオイルですが「国際オリーブの日」と呼ばれるものが存在します。名称は様々あるようですが、他にも「オリーブオイルの日」「飲むオリーブオイルの日」など複数存在するようです。何故そのように呼ばれるようになったのか?それぞれのイベントにまつわる歴史や由来についてまとめてみました!
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オリーブオイル に関連する特別な日とは?
あまり聞きなれない言葉かもしれませんが、オリーブオイルにまつわる特別な日が世界にはいくつか存在します。世界的に知られているもの、日本でのみ認知されているものもあります。例えばですがオリーブが初めて栽培された日、オリーブオイルが初めて販売された日、など様々な理由からそういったオリーブオイルにまつわる「特別な日」というものが存在するようになったようです。
では実際のところ、具体的にどんな「特別な日」なのか?その背景をご紹介します。
各国のオリーブオイルの日
《国際オリーブの日》11月26日
オリーブの木は「平和・知恵・調和」の象徴である、と言われています。国境を超えて文化を結び人々に実りある交流をもたらしてきたとされ、現代でも地域住民の生活をさえる大きな役割を果たしています。またオリーブの栽培・オリーブオイルの生産のサイクルにおいて、排出されるCO2より多くのCO2を吸収することで世界問題となっている砂漠化や侵食のプロセス、気候変動に対抗してます。
そんな背景の中2019年4月26日、レバノンとチュニジアの要請によってユネスコ執行理事会は「11月26日を国際オリーブデー」と全会一致により宣言されました。
《オリーブの日》3月15日
3月15日のオリーブの日は日本国内で制定された日です。その由来は昭和25(1950)年3月15日、昭和天皇がオリーブの種まきをされたことから由来されていると言われています。
昭和39(1964)年には小豆島のオリーブ栽培の面積や収穫量が最盛期を迎えたとされていましたが、オリーブオイル製品の輸入の自由化やオリーブアナアキゾウムシの駆除に必要な駆除剤の使用禁止などによってオリーブの栽培が減少してしまいました。
以上のことからオリーブ栽培の危機を感じた小豆島の人々は「オリーブを守る会」を結成し、「3月15日をオリーブの日」と制定されました。
《飲むオリーブオイルの日》10月3日
2012年7月24日に日本記念日協会によって「10月3日は飲むオリーブオイルの日」と認定されました。この10月3日は元々トルコ・エーゲ海の”太陽サンサン”を意味するものですが、常温で飲むオリーブオイルの啓発活動が狙いだと言われています。
これはある企業によって健康維持に期待ができる効果がある、としてトルコ共和国エーゲ海浴岸産の美味しいオリーブオイルを「毎日飲む習慣にしてほしい」という思いで申請されました。
まとめ
今回はオリーブオイルにまつわる記念日についてお話しさせて頂きました。あまり知られていないかもしれませんが、これをきっかけにオリーブオイルについての歴史をもっと知りたくなりました。
特に日本では小豆島がオリーブオイルで有名ですが、イタリアや他各国のオリーブオイルとはまた違った魅力がありそうです。世界のオリーブオイルだけでなく、日本のオリーブオイルについても今後お話しできればと思います。
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