オリーブオイルの賞味期限はどれくらいあるの？開封・未開封の違いは？長持ちさせることはできる？

お料理で欠かせなくなったオリーブオイル。基本的な賞味期限から開封・未開封での違い、賞味期限を長持ちさせる方法、賞味期限が切れるとどうなるのか、保管していく上で大切なオリーブオイルの賞味期限について、こちらの記事で詳しく解説していきます！

contents

1 賞味期限はどのくらい？
2 賞味期限が切れたオリーブオイルは？
3 オリーブオイルの保管方法は？
4 風味が落ちてしまったオリーブオイルの活用法
5 まとめ

賞味期限はどのくらい？

近年では一般の食卓でも料理の際使われるようになった「オリーブオイル」。独特の風味や味わいが特徴ですが、オリーブオイルの賞味期限はどのくらいなの？と疑問を持たれた方もいるかと思われます。まず、食品にはそれぞれ『賞味期限』と『消費期限』と呼ばれるものがあり、意味合いが異なります。

『賞味期限』 ⇨商品の品質が保たれる期限で、期限を過ぎると食べられないわけではありません。

『消費期限』 ⇨安全に食べることのできる期限。未開封の状態で保管方法を守った場合の期限です。

このように食品にはそれぞれ２種類の期限がありますが、オリーブオイルの期限はどれくらいなのでしょう？

未開封の場合の賞味期限　

オリーブオイルが未開封の場合の賞味期限は、オリーブオイルが瓶詰めされてから約１年半〜２年ほどのものが多いそうです。それぞれ製品ごとに差はあるので「瓶のラベルに記載されてる日付＝賞味期限」になります。さらにこちらも記載された保存方法の通りに保管した場合の期限となるため、購入した際はまず賞味期限と合わせて保存方法も確認するようにしましょう。

開封した場合の賞味期限

開封した後のオリーブオイルの賞味期限は、約３ヶ月ほどが目安で開封する前よりもかなり期限が短くなります。理由は開封することで、空気や光がオリーブオイルに触れてしまい酸化を促進させます。また、開封後の保管状態によってもどれくらい日持ちするか、期限が変わってしまいます。せっかくのオリーブオイルの質を落としてしまわないように、開封するタイミングや保管方法には十分注意しましょう。

賞味期限が切れたオリーブオイルは？

賞味期限の過ぎたオリーブオイルは食べることができるのか？また、食べない方がいいオリーブオイルの見分け方はあるのか？という疑問について。一概に「賞味期限が過ぎたから」といってすぐに食べられなくなるわけではありません。見た目やニオイ・味などで品質に問題がないかを判断する必要があります。

見た目

オリーブオイルは種類によって元々の色が黄色や黄緑など異なります。そのため一概に色のみで判断することは難しいですが、購入時に比べてオイルの色が濃くなっていた場合は酸化していないか疑った方がいいでしょう。また、オイルなので品質によってはとろみが強いものもありますが、開封時に比べて嫌な粘り気を感じた場合も酸化している可能性があります。

ニオイ

オリーブオイルの中でも高品質と呼ばれるものほど、青々しい香りがするのがオリーブオイルの特徴です。しかし酸化がすすんだオリーブオイルは、ツンとした鼻につく嫌な匂いを感じたり、古くなった油のような匂いを感じることがあります。容器から直接ではなく、お皿などにオリーブオイルを少量出してから匂うことでより正しく判断することができます。

このように見た目やニオイで酸化していないか判断するポイントもありますが、実際のところ酸化しているからといってすぐに処分しなくてはならないわけではありません。香りが少し気になる程度であれば、加熱料理の際に使用すれば問題ない場合もあります。ただし、あまりにも賞味期限が大幅に過ぎてしまったものは腹痛を起こす可能性も考えられるので、むやみに口にしないよう注意しましょう。

オリーブオイルの保管方法は？

オリーブオイルを長持ちさせるために、保管場所や容器に気を配ることも大切です。主に気をつけたいポイントが『光』『空気』『温度』の３つ。このポイントをしっかり守って保管することで、せっかくのオリーブオイルを無駄にすることなく楽しむことが出来ます。

①『光』

オリーブオイルは光に当たることで酸化が進んでしまします。そのため直射日光はもちろん、室内の電気の光も当たらない暗い場所に保管する必要があります。引き出しの中や床下収納などがオススメです。気をつけたい場所ですが、コンロやオーブン付近には置かないようにしましょう。

②『空気』

オリーブオイルが酸化してしまう原因の一つとして、空気に触れてしまうことで酸化が進行しやすくなります。購入時に元々入ってる容器から、お気に入りなどの別容器に移す方もいるかと思いますが避けた方がいいでしょう。移し替える際に多くの空気に触れてしまうため、品質が落ちたり酸化が早まる原因となります。

③温度

オリーブオイルの保管をする際、温度の高いところでの保管（コンロやオーブンの側、日の当たる窓辺など）は避けます。しかし、高温がダメだからといって冷蔵庫など極端に温度の低い場所で保管するのもNGです。温度が１０度を下回る場所での保存は、オイルが固まったり白濁してしまいます。オイルが常温になることで元通りの液状には戻りますが、それを何度も繰り返すことで香りや味の品質が落ちてしまうため注意しましょう。

オリーブオイルの保管方法について解説しましたが、いくつかのポイントをしっかり守って保管するだけでもオリーブオイルの品質を保てます。上質なオイルの香りや味を損なうことなくお食事を楽しめるので、注意するポイントはしっかり覚えておきましょう。