お料理の際の使用はもちろん、美容や健康のために日々様々な方法で取り入れられているオリーブオイル。そのオリーブオイルの産地に注目してみると、日本では有名なのが小豆島ですが主にヨーロッパの各地で生産されています。その中でも世界的に有名なのが「イタリア」と「スペイン」で生産されるオリーブオイルで、オリーブオイルの生産量世界第1位がスペイン・世界2位がイタリアであることがわかりました。今回は世界トップ2の生産地イタリアとスペイン産のオリーブオイルについて解説していきます。
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オリーブの産地
オリーブオイルの産地として主に挙げられるのが「イタリア・スペイン・ギリシャ・チュニジア・シリア・トルコ」が代表的なオリーブの産地として有名です。それぞれ各国によって気候や栽培する土壌の環境、オリーブの品種の違いで製造されたオリーブオイルの風味や味わいは大きく異なってきます。
オリーブは年間を通して平均気候が15度前後の温暖な乾燥した環境を好みます。太陽の光が多いほど育ちやすく、比較的暑い気候にも寒い気候にも強い植物です。
イタリア産 オリーブオイル
イタリア産のオリーブオイルは『世界第2位の生産量』を誇っています。生産量としては世界2位ですが、栽培されているオリーブの品種が非常に多いことで有名です。イタリアの地域・生産者ごとに品質の高さを競っており、一概に「イタリアのオリーブオイル」といってもその風味や味わいは様々です。
イタリアではイタリア南部がオリーブ最大の産地として有名ですが、南部・中部・北部の地域ごとにそれぞれのオリーブの特徴があり、その特徴に合った料理も異なります。特にイタリアのトスカーナ州で栽培されているオリーブは少し癖のあるオリーブオイルを楽しむことができ、マイルドな味わいを好まれる方はプーリア州のオリーブオイルがおすすめされます。
スペイン産 オリーブオイル
スペイン産のオリーブオイルは生産量が世界第1位です。生産量はトップですが、イタリア産のオリーブオイルに比べると品種の多さといった点ではイタリアに及びません。スペイン産のオリーブオイルの特徴としては、限られた品種の中で安定した品質の高いオリーブオイルを作ることが目的とされているようです。
スペイン産のオリーブオイルは優しくまろやかな味わいで、イタリアほど産地や品種の違いによる特徴はあまりないそうです。スペイン南部ではアンダルシア地方、北部ではカタルーニャ地方がオリーブの産地として有名な地域です。
その他のオリーブの産地
【チュニジアの” オリーブオイル “】
チュニジアはアフリカのマグリブ地域に位置します。オリーブオイルの産地としてチュニジアをイメージされる方は比較的少ないかと思いますが、国土の1/3をもオリーブの木が占めています。
【アルゼンチンの” オリーブオイル “】
アルゼンチンはアメリカ大陸〜南半球の中でも特に「オリーブオイルの主要生産地」とされています。アンデス山脈とパンパ平原に囲まれたアルゼンチンは、オリーブを栽培するためにとても良い環境でオリーブの生産に非常に適しています。
【マルタ島の” オリーブオイル “】
マルタ島は南ヨーロッパの地中海に浮かぶ小さな島国です。マルタ島は主にリゾート地として知られているかと思いますが、そんなマルタ島でもオリーブは栽培されています。地中海の中南部にあり地形的な環境や地域独特の気候、条件の良い土壌環境などから癖のある高品質なオリーブオイルの提供が行われています。
まとめ
今回はオリーブオイルの原料であるオリーブの産地について解説させていただきました。やはりオリーブオイルと聞いて思い浮かべるのは、イタリアやスペイン産のものが多かったかと思います。しかし、日本でももちろん世界中の各国でオリーブは栽培されているので、自分の好みに合うオリーブオイルが必ずあるかと思います。一概にオリーブオイルといっても品種や育てられた環境で製造後の風味や味わいが変わってくるので、様々なオリーブオイルを試してお気に入りのオリーブオイルが見つかるとお料理もより一層楽しくなってきそうです。
※オリーブオイルの種類については過去記事参照
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